こんな人生はやってられないと何度思ったことか
こんな世界はつまらない、といって一人で遊んだりする女の子。
10年くらい前から何も変わっていないし、これからも何も変わらない。
朝の5時になるというのに、惨めな生活の残り香みたいに、
哀愁だけが漂っている。
キスも酔っ払った外国人と、どこぞの男とやっただけ。
セックスも酔っ払ったとき、ガンタンクみたいな女とやっただけ。
生活は汚らしく、その汚らしい生活さえ強制終了の日が近づいている。
お金が問題ではない。ましては借金などどうでもよい。
そうではなくて、それによる周りの人の目が気味悪いのだ。
いつも僕は人の目におびえている。
いつも僕は人の目におびえている。
それなのに、やってられないと思ったことはないのかもしれない。
もちろん、死にたいとか逃げたいとかもう嫌だとか、
そういうことを想ったことはいくらでもある。
だけど、一度でもちゃんと逃げ通すことができただろうか。
否定的な感情さえ曖昧に受け流している。
今さら反省することなどない。